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50to50th|おかげさまで50周年

特別インタビュー

創立から50周年を迎えたコンピュータ教育学院。
日進月歩で情報技術は進化し、コンピュータの役割、
そしてそれに携わる人材に求められるニーズは変化しています。
IoT、そして人工知能が社会に溶け込むこれからの時代に求められる人材とは何でしょうか。
本学で特別講義を担当され、カリキュラム編成委員でもある、
福岡のクリエイティブ企業 株式会社しくみデザインの
中村俊介さんにお話を伺いました。

PROFILE
1975年生まれ。名古屋大学工学部建築学科を卒業後、九州芸術工科大学大学院(現・九州大学芸術工学研究院)に進学。記号論、インタラクション、ユニバーサルデザインを研究しながら、在学中よりメディアアートの制作に取り組む。大学院卒業後、2004年に九州工業大学ヒューマンライフIT開発センター(HITセンター)の講師として招聘。教育活動に携わりながら、翌2005年に有限会社しくみデザインを設立、取締役CTOとなる。2009年に株式会社へ移行し、代表取締役に就任。
 創立50周年おめでとうございます。
 コンピュータを学ぶことの意味は、この数年だけを見ても大きく変化しました。そんな中で「あれも大事」「これも必須」と言われて、なにを学べばいいのかわからなくなってしまっている学生さんが多いように感じています。そこでこれからの社会に求められる能力について考えてみましょう。

メディアアートとの出会い

 僕は高校を卒業したあと、まずは建築を学ぶ道に進みました。ただ大学で学ぶなかで、建築ではその設計をする人とその設計を実際に建物として作り上げる人が明確に分けられていることに気付いたんです。設計者が実際の施工まで関わることは時間や予算の都合でなかなか難しい。自分が設計したものには最後まで関わりたいという気持ちを持っている僕にとっては、それは非常にもどかしさを感じるものでした。そこで大学院に進学をする際に、方向転換をすることにしました。
 僕は人より絵は描けるほうです。そして小さなころからゲームプログラミングをやっていたこともあって、コードを書くことはできました。でも本職のデザイナーやエンジニアの専門性には及ばないレベルです。ただ「コードも書けて、デザインもできる」人って当時はほとんどいなかったんですね。そこでそれらを組み合わせられるメディアアートの世界を目指すことにしました。
 そして大学院の学生の時に作ったのが「KAGURA」という楽器アプリケーションです。KAGURAは演奏者の動きをカメラで読み取ることで演奏できる楽器で、僕みたいに楽器を演奏できなくても音楽を奏でることができます。サウンドとイメージ、そしてアルゴリズムを組み合わせることで実現したKAGURAはさまざまなコンテストでグランプリを獲得しました。

「しくみデザイン」の誕生

 その後大学院を卒業し、九州工業大学の講師を経て、起業することになります。「なぜ起業したんですか?」というよく質問をうけるのですが、僕には起業したいという強い意志は実はなかったんです。単純に面白いことを続けていて、その中でそれを事業にせざるを得ない状況になってしまって(笑)。そこで学生時代に知り合った僕より優秀なデザイナーやプログラマ、エンジニアの仲間たちと「しくみデザイン」を起ち上げました。
 最初はKAGURAの基幹技術を応用したインタラクティブ広告やアミューズメントのシステムを企画提案・開発することからスタートしました。双方向性のあるディスプレイ広告は今では普通の景色ですが、あのようなシステムを広告に実用化したのは実は「しくみデザイン」が初めてなんです。僕らの強みは「楽しい」を作るしくみを企画から開発、そしてその運用を最後まで提案できることにあります。

学生の皆さんへ「楽しむ力が大事」

 人工知能が社会に浸透し、ロボット技術が発展するなか、これまで人間がやってきた仕事をテクノロジーが肩代わりするようになるのは間違いありません。そして今はそのような技術の発展をネガティブなことと捉えるのではなく、そのような社会で何が求められるようになるのかを考えることが必要です。これからの社会では今まで以上に「楽しい」を作り出すことが求められるようになるでしょう。
 僕は今後重要になってくるのは「遊び」だと考えています。自動化が進み、余暇時間が増えることで、「遊び」をこれまで以上に「魅せる」分野が確立されるはずです。そして「遊び」が地域や国を超えて幅が広がることにより、大きなビジネスに繋がることになるでしょう。例えば近年注目されているe-Sportsはわかりやすい例ですね。
 ではそのような社会で求められる能力はなにか。それはクリエイティビティです。クリエイティビティは芸術を作ることだけを示す言葉ではありません。何か課題を見つけ、その解決策を考え、実行できる能力のことです。そしてクリエイティブマインドを育むには、その問題解決に楽しんで取り組める「楽しめる力」がとても大切だと考えています。
 楽しめる力の素となる問題解決能力は情報技術を学ぶことで伸ばすことができます。どんなことでも「遊び」のように「楽しめる力」をぜひ、身に付けてください!
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